突然ですが、「英語のできる人」と言われるとどのような人を想像するでしょうか?
「英語力」が必須な職業としてすぐ思い浮かぶのは、英語の同時通訳者が挙げられます。
その完璧なリスニング能力と見事なスピーキング能力ばかりが強調されますが、彼らはその裏で膨大な量の英語を日常的に読んでいます。
プロの同時通訳の中で、英字新聞が読みこなせない人や、生涯に英語の本を一冊も読んだことのない人など一人もいないでしょう。
高い英語力の背景には必ず大量の読みがあります。
日本人は自分たちの英語の読解能力に関して、勘違いをしているようで、よく「読むことはできるのだが、会話はどうも」という英語力に関する自己申告を耳にします。
しかし、これは現実を正確に表していない、縮尺の狂った比較論のように思えます。
実際には、「会話は手も足も出ないけれど、非常に簡単な英文ならおぼろに意味がわかる」というのが正確だと思います。
同時通訳のレベルまで至らなくても、ある程度のレベルの英語力を身につけるためには英語を大量に読まないわけにはいきません。
時々、発音など技術的な面では申し分ないのに英語力があるところで止まってしまう人がいますが、たいてい読むことが嫌いで、英文の読みの量が少ないものです。
そもそも、母国語の日本語の駆使能力でさえ、読書量の多い人とそうでない人との間には差があるものです。そこそこの英語力で満足したくなければ、活字嫌いを返上してどんどん英語を読むことが必要不可欠なのです。
このパートのレッスンでは主に「大量の読み」を通して英語の語彙、文法、構造の仕組みを体得することを目的とします。
最初はある程度語彙や文法の難易度に制限をつけた読み物を中心に始めます。文法を感覚的に理解するためのインプットの講義を挟みつつ、アウトプットとして多量の英語に触れて読みこなす練習を行います。このインプットとアウトプットの往復の中で生きた英語力を身につけることで、通常ならネイティブが赤ん坊の頃から英語のシャワーを浴びせられ続け、数年かけて言語を感覚の中で使いこなしていく術を数ヶ月で身につけて行ってもらいます。
このパートで得られる力は大きく、確かな英語力を支える土台を形作ります。
当塾のもっとも大事で重要なパートとも云えるでしょう。
速読•多読に関してのインプット講座は全部で20回あります。
週に1つのスライドを目安にそのスライドで学んだ知識を多読と読解を通して、単なる暗記ではなく記憶として頭に刻み込んでいきます。
各レッスンで実際に使用しているPDFファイルを公開しています。どのようなレッスンなのかを掴んでいただけると幸いです。
基本的に関係代名詞の直前の語が先行詞となる 2. 先行詞になるのは名詞と代名詞 3. 関係代名詞の直前の文章全体が先行詞となる場合もある。
範囲前置詞を含めたやや使用頻度の低い前置詞 in,on の範囲とto の方向のイメージを持つ。in,on の範囲に対象が向かっていくイメージ。
助動詞を使わない表現は事実を示し、助動詞を使う表現は推測を表現できる 事実とは行われた真実のこと。事実なのか判断できないことは、推測として捉えられる。