英語にも、日本語の50音表にあたるものがあります。
日本語の全ての単語は、50音表の音だけでできているように、英語も全ての単語がその表の音だけでできています。(言語学でいう英語の音素目録。)
つまり、英語の50音表にあたるものさえ覚えれば、理論上は全ての英単語を発音できるということになります。
日本人は、小学校で50音表で日本語の文字を覚え、それと同時に、日本語の発音のしくみも体系的に覚えます。
それと全く同じように、英語ネイティブも、小学校でフォニックスを学び、英語の50音表にあたるものを覚え、英語の文字(つづりと音の関係)を学び、それと同時に、英語の発音も体系的に覚えます。
人間は、一旦文字を覚えると、文字と発音を切り離して考えることはできません。
よって、文字を学ぶことが発音の上達に大きな影響を与えるのです。
特に、日本人の英語の発音のミスは、発音ができるできないというよりも、単に英語のつづりの読み方を間違えているだけだというケースがかなりを占めているのです。
ローマ字というものは日本人にしか読めません。フォニックスはローマ字とは驚くほど全く別物だと認識することが通じる英語への第一歩です。
英語を真面目に学びたいなら、発音記号は必ずしも学ばなくてもいいのですが(もちろん学べるなら学んだ方がいいです。)、フォニックスの基礎は絶対に学ばなければいけません。
フォニックスの基礎を知らない英語学習者は、50音表を知らない日本語学習者に等しいということです。
フォニックスに関しての授業は全部で10回あります。
母音、子音の発音、音と音の繋がり、英語の発音のメカニズムをこのパートで学習します。
各レッスンで実際に使用しているPDFファイルを公開しています。どのようなレッスンなのかを掴んでいただけると幸いです。
英語は表音文字であるため、日本語以上に音の出し方に特徴がある。 英語は音声の塊として意味を捉えるため、単語と単語が重なると音が変わる。 英語と日本語でもっとも違いが表れるのは「リズムの取り方」である。
子音にもサイレントEと同じく読まないモノがある。 これらは読まない代わりに前の母音を長母音読みさせる役割がある (全てではなく、単に発音しない時もある。)